ミカゲの経済日記

ミカゲの経済ブログです。日本企業の業績推移などをまとめています。

リース株 株主優待編

昨日取り上げた三菱UFJリース芙蓉総合リース、みずほリースのうち、芙蓉総合リースとみずほリースは株主優待制度を実施しています。この2社は配当利回りが3%を下回っていましたが、株主優待と合算した利回りではどうなるのか。調べてみました。

 

芙蓉総合リース株主優待はカタログギフトと図書カードのどちらかを選ぶ選択制です。保有継続期間が2年以内の場合は3000円相当、保有継続期間が2年以上の場合5000円相当にグレードアップします。

 

芙蓉総合リースの配当は1株当たり220円の予想なので、優待と合算した利回りを2月9日現在の株価7480円で算出すると、保有継続期間が2年以内の場合は3.3%、2年以上の場合は3.6%となります。配当のみの利回りでは2.9%ですが優待と合算することで利回り3%を超えました。続いてはみずほリース。

 

みずほリースの株主優待QUOカードです。保有継続期間が2年以内の場合は3000円相当、2年以上の場合は4000相当にグレードアップします。ここは芙蓉総合リースと同じようなシステムです。

 

そしてみずほリースの配当と優待を合算た利回りですが、配当は2021年度予想の1株当たり84円、株価は2月9日現在の3435円から算出した場合、保有継続期間が2年以内の場合は3.3%、保有継続期間が2年以上の場合は3.6%となります。偶然にも芙蓉総合リースとまったく同じ結果となりました。

 

みずほリースの配当利回りは2.4%なので、約1%も利回りが向上したことになります。また、みずほリースの場合優待がQUOカードなので、芙蓉総合リースの図書カードよりも利用できる用途が多いというのがうれしいところです。まあQUOカードも図書カードも金券ショップとかで売却して現金化してしまえば一緒ですけどね。

 

株主優待は金券のほかにも芙蓉総合リースのようにカタログが送られてきてその中から商品を選んだり、米や野菜、自社商品や自社工場見学など様々な種類がありますが、個人的には金券というのは非常にありがたいと思います。

 

米や野菜ももちろんありがたいですが、金券であれば現金化できますからね。現金化すれば使用用途の選択肢はかなり広がるし便利です。なのでほんとはQUOカードやら図書カードの分を配当に回して増配してもらうというのが一番ありがたいんですけどね。

 

利回りばっかりに目を向けるのもあれですが、この2社は優待と合算の利回りでも配当利回り4%超の三菱UFJリースを超えられていないですし、やはりもし私が投資するのであれば三菱UFJリースとなるのかな。合算利回り4%以上に投資するとあの有名な桐谷さんもおっしゃっていましたし。

 

しかし2社ともに業績は安定、配当も16年連続増配。まだまだ伸びしろはあるはず。今後に期待ですね。