ミカゲの経済日記

ミカゲの経済ブログです。日本企業の業績推移などをまとめています。

任天堂が高配当株に。。。

コロナ渦での巣ごもり需要の波に乗り、業績爆上げの任天堂。配当も爆上げした模様です。2020年3月期の配当が1090円なのに対し、2021年3月期はなんと1880円の予定。2021年2月5日現在の株価63380円から計算すると、配当利回りは約2.9%。これはもう高配当株の仲間入りといっていいのでは。任天堂ホルダーの方々おめでとうございます。

 

僕は633万も持ってないし、持ってても投資対象とはしないでしょうが。。。1株1880円という字面にはインパクトがあります。普通数十円から数百円ですからね。

 

それに任天堂。何気に連続増配株なんですよね。2016年が120円、2017年が430円、2018年が480円、2019年が640円、2020年が820円、そして2021年が1880円(予定)。増配額にムラはあれど5年連続増配(2016以前は見てない)。

 

立派ではありませんか。任天堂って結構株主還元を重視している企業なのかも。ただそれでも任天堂株は配当投資として保有するのは少し違うのではないかと思ったりしています。。。任天堂のチャートを見ると、

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株価は5年で3倍以上。これだけで配当目当てで買う株ではないことは明らかです。長期投資の理想像のチャート。しかし株価が上がれば利回りは下がるし、買い増すハードルも高くなる。こういう株はインカムではなく主流であるキャピタルゲイン目的で保有すべきだと思います。高配当投資においては買い増しやすいというのもポイントだと思うので。

 

ただスクウェア・エニックスカプコンなどほかのゲームメーカーと比べても、配当利回り2.9%というのは異常。ふつうはよくて1%とかですからね。今後も増配を頑張ってほしいですが、タバコ業界などと違って設備投資や研究開発費もガンガン使うだろうからどれだけこの配当水準を維持できるか。。。

 

武田薬品工業みたいに配当性向100%超を何年も続けるようなら連続増配維持も可能でしょうが、そこまでして配当出されても株主は不安でしかないですしね。企業方針の配当性向50%の遵守が好ましいでしょう。

 

まあ僕はおそらく持つことはないでしょうが、今回の任天堂の様に1株当たり700円超の増配というのはなかなか起こらない出来事なので、非常に興味をそそられました。僕の保有銘柄たちには任天堂並みでなくとも、毎年少しずつでも着実な増配というのを維持してほしいものです。望むのはそれだけ。